Epic GamesのCEOティム・スウィーニーは、バトルロイヤルを起源とする『フォートナイト』を多面的なゲーム体験を提供するプラットフォームへ進化させる野心的な計画を発表しました。同社は新ジャンルへの拡張を通じて、プレイヤーがフォートナイトを主にシューティングゲームと認識する現状に挑戦することを目指しています。
フォートナイトの未来像
「最大の課題は、あらゆるタイプのゲームプレイを体験できる"何でもありのゲーム"としてフォートナイトを認知してもらうことです」とスウィーニーはUnreal Fest 2025でIGNに語りました。「この変革には持続的な努力と、複数ジャンルにわたる優れたコンテンツの提供が必要です」
現在の拡張戦略
Epicの多様化戦略は様々な結果をもたらしています:
- フォートナイト・フェスティバルは季節イベントで主要アーティストを継続的に招集
- LEGOフォートナイトはサバイバルクラフト分野で固定ファンを維持
- ロケットレーシングは参加率低迷のため終了
- リロードなどシューティング中心モードが実験的コンテンツを上回る
Epic幹部は、サードパーティ制作のコンテンツがコアモードの人気を凌駕するケースがあったことを認め、これはフォートナイトの生態系が進化している証だと評価しました。
音楽連動の課題
「音楽イベントは数百万人を集めますが、定期的な音楽ゲームプレイの参加率確保には至っていません」とスウィーニーは認めました。HarmonixチームはJam Tracksや楽器操作の革新を続けていますが、バトルロイヤルイベントほどの成功には至っていません。
「Rock Bandのような過去の成功例を参考に、現代版音楽ゲームで数千万アクティブユーザー獲得の可能性がある」とスウィーニーは指摘しました。
LEGOフォートナイトの現状
現在最も成功している非シューティングモードですが、Epicの期待には未達です。「熱心なコミュニティは誇りつつ、より広範なLEGOファン層への拡大を目指す」と幹部は説明しました。
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技術拡張計画
EpicはUEFNエディタのクリエイターツール強化によりサードパーティ開発者の支援を強化中です。「2026年までに、当社のバトルロイヤルシーズン制作も一般クリエイターと同ツールを使用する予定」とスウィーニーは述べ、現在の内部開発と外部開発の能力差について言及しました。
変革の重要性
スウィーニーは進化の必要性を強調:「バトルロイヤルはシューティングジャンルの進化から生まれましたが、これが最終形ではありません。新技術とゲームプレイ革新を受け入れ続け、常に先を行く必要があります」
幹部はまた、Unreal Engineにおける近時のAI開発動向に触れ、Darth Vader AI実験後のさらなる協業についてほのめかしました。